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エアーコンプレッサーは圧縮空気を作り出すことで、DIYやタイヤ交換の際に使われている電動工具の一つです。先端にさまざまなエアーツールを取り付けて複数の役割をこなすことができ、タイヤのボルト部分の付け外しを始めとして、くぎ打ちや空気入れ、スプレーガンとして塗装もこなします。

エアーコンプレッサーは本体上部にあるモーターの回転によって、ピストンさせることで空気を圧縮しています。その圧縮された空気が下のタンク部分に溜めていき、空気が外に排出される仕組みとなっています。この空気タンク内の圧力は、0.78MPaが一般的であり、圧縮空気によってさまざまなエアーツールを使うことができるようになるのです。

このエアーコンプレッサーには、オイルの濡式とオイルレスの乾式の2タイプがあります。濡式はエアーコンプレッサーから噴射される空気にオイルが少々混じっていて、塗装などには向かないという特徴があります。エンジンなどと同じく定期的なオイル交換が必要というデメリットもありますが、乾式とくらべて騒音が少ないというメリットがあります。一方乾式の場合は、オイル無しで内部のエンジンを稼働させるため、連続使用時間が限られています。そのため、乾式の方が濡式のエアーコンプレッサーよりも機構が簡素になっており、値段も安く設定されているものが一般的です。家庭でよく使われているエアーコンプレッサーのほとんどが、この乾式が多いとされています。

エアーコンプレッサーにはタンク容量に違いがあり、タンクが小さいものは圧力がすぐに下がりやすいため、馬力がある程度ないと使用できる圧力に到達するまでに時間がかかってしまいます。また、エアーコンプレッサーは圧縮された空気を一気に排出する電動工具のため、機種によっては騒音がかなりあります。騒音を抑えた静音機種もありますが、少々高額になるというデメリットがあります。しかし、家同士が近かったり、大きい音が気になったりする人は、トラブルを防ぐためにも値段が少々高めでも静音機種を選ぶようにしましょう。