京都TOP TOOLSは工具のオートレベルの買取を行っています。

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オートレベルとは、測量機の一つであり土木、建築現場で活躍する機器です。レベルの望遠鏡を覗いた際に見える十字線と、その十字線と標尺が重なっている位置を結ぶ線である視準線を、水平に自動補正する装置が内蔵されている装置です。測量機は、高低差を計ることが目的の機器を「レベル」と言い、水平角や鉛直角を測る機器を「セオドライト」と呼ばれており、このオートレベルは「レベル」の測量機となります。

レベルは、標尺を見るための望遠鏡と、望遠鏡を水平に回転させる台座で構成されています。高低差を測定するには、水平を正確に視準しなければなりませんが、オートレベルには望遠鏡の内部にコンペンセーターという補正装置が内蔵されているため、レベル全体がきちんと水平になっていなくても視準線を水平に保つことができるのです。

また、光路上にある二つのプリズム間に反射ミラーがあり、これらをワイヤーで吊り下げる構造となっています。この吊り下げられた反射ミラーがブランコのように振り子の動くのを利用して、レベルそのものが傾くと同時に、反射ミラーも傾くことで視準線を水平に維持できるのです。

以前、測量機に使われていた「チルチングレベル」には、コンペンセーターがないことで、レベルの本体が正確に水平になるよう設置する必要がありました。しかし、このオートレベルの登場により、水平にレベル本体が置いておけない傾斜のある地面でも、視準線を水平に保てるため、測量の作業効率化に役立っているのです。

オートレベルを使用する際は、まず専用の三脚をできるだけ脚頭面が水平になるようにし、石突を踏み込んで固定をします。その後、オートレベル本体を静かに三脚の脚頭に載せて本体底にある雌ねじを三脚にねじ込んで固定を行います。その後、望遠鏡の視準調整を行い、目標がきちんと見えるようにピントを合わせた状態で測量をしていきます。近距離の場合は三脚ごと持っていっても良いですが、ある程度の距離を移動する場合はオートレベルに衝撃が加わらないよう収納ケースに入れるようにしましょう。