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バンドソーとは、別名帯ノコ盤とも呼ばれており、板金を切断するために使われる工具です。通常のノコギリは直線の形をした刃を往復運動させたり、円盤状の刃を回転させたりして切断しますが、バンドソーは平たい刃が一周している構造になっており、それが回りながら材料を切断する仕組みです。

また、帯ノコの刃はある程度の柔らかさがあり、木材や非鉄金属、鉄などさまざまな材料を切断することが可能です。電動丸ノコやチェーンソーなどとくらべて、刃が流れる速度が遅いので切断中も火花が散らず、音も静かという特徴があります。そのため、手動の弓ノコといったノコギリでは切断するのが難しい厚みのある板材や、金属の丸棒などが容易に切断でき、作業効率を大幅にアップすることができるのです。

まずバンドソーを使用する際は、刃の調整を行います。基本的に作業が終わったら、バンドソーは毎回刃を緩めておくため、使い始めの際に材料に合わせて刃を調整してから使用します。まずは刃の張り具合を調整するためにハンドルを回し、ホイール前面からノコの先端が4分の1ほど出る位置に合わせましょう。

次にバンドソーに対し、切断したい材料を水平に設置します。この時材料が少しでもどちらかに傾いていると、刃が垂直についているため切断面が斜めに仕上がってしまうため注意してください。また、銅管などのパイプを切断する時は、複数のものを同時に切断できるチェーンバイス式を使うことで作業時間を短縮することができます。まずは切断剤をしっかりと固定し、切り始めにスイッチを入れて刃を回転させながら、切断材にゆっくりと乗せていきます。

切断が終わったら、刃の回転が止まった状態で刃を上に上げ、切断した材料を外してください。この時に、バンドソー本体を上から押し付けないよう注意しましょう。ハンドル部分に荷重をかけることでモーターがロックしてしまい、帯ノコそのものが破損してしまう原因となります。切断中にロックが起きたらスイッチを切って運転を止めるよう、安全に留意して使うことを心がけてください。