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サーベイメーターとは、放射線を測定するために使う計測器です。サーベイメーターには、測定する放射線によってアルファ線・ベータ線・ガンマ線・中性子線用の計測器があります。検出器の種類としては、電離箱式・GM管式・シンチレーション式などがあります。原子力発電所などの放射性物質を取り扱う施設では、サーベイメーターはよく使われています。

サーベイメーターの測定方法としては、ガンマ線を測定する空間放射線量率測定、ベータ線を測定する放射能表面汚染測定などの検査で使用されています。原子力発電所の核燃料の測定で、中性子線測定ではBF3ガスやヘリウム3ガスを充てんした比例計数管式が利用されています。速中性子の測定では、比例計数管をプラスチックなどの中性子減速材で覆い、速中性子を熱中性子化して測定します。比例計数管式では、中性子線測定で幅広いエネルギー範囲の中性子線を測定することができるレムカウンターが使用されています。

サーベイメーターは小型の計測器なので、持ち運びに便利で、放射線測定なら様々なところで測定でき、安価で購入することができます。ガンマ線の測定をはじめ、簡単に測定することができます。核種情報も知ることができるので、放射線の測定には最適なものでしょう。メーカーによっては0.01μSv/hから測定できるものもあり、広範囲での測定が可能なものもあります。シンチレーション検出器であれば、高感度にガンマ線が測定できます。エネルギー補償型の検出器なら、過大応答することなく線量率を正確に測定することができます。パソコンとのUSB接続機能があるものもあり、それを使えばパソコンで測定結果を見ることができ、放射線に対する評価がしやすくなります。

放射線量は空中だけでなく、水中でも測定できるものもあります。水中の放射線量を測定するには、GM管検出器が使用されています。水中に使用するものなら、水深100mまで測定できるものもあります。