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内径測定器は対象の穴径を測定する際に使用されます。荷担に使用できる工具にノギスがありますが、内径測定器ではより細かな数値を測定することが出来るようになっており、ノギスのように目で見てメモリを確認するのではなく、明確な数値として表示がされるものとなっているため、より正確な数値を確認することが出来るようになっています。細かな部位の穴径を測定するのであれば専用の機器を使用することが求められます。

通常の内径測定器はノギスと同じように穴に直接機器を当てて測定を行っていくのですが、対象の穴がとても小さいものであったり、また大きすぎるものである際には光学式の内径測定器を使用し波長による測定を行っていきます。工業製品などによってもマイクロ単位での正確な穴径を測定しなければならない場合があり、このような測定はメモリを目で見て確認するノギスでは不可能です。そのような際には専用の内径測定器を使用し、極小単位まで正確に測定していきます。光学的に測定をしていくため精密な穴径が測れます。

内径測定器の価格は数千円～数万円と幅広くなっていますが、安価のものは穴に直接当てて穴径を測っていくもので、一般的にはこちらを使用することが多いでしょう。高価なものは細かな数値が表示できるものの他、前述の光学式の機器など、より精度や計測対象が幅広くなっているのが特徴と言えます。

穴径の測定はちょっとした角度のズレや計測地点の差によって左右されることも多くあります。正確な穴径をはじき出すためには複数回測定を行っていくことも必要となります。また凹凸のある穴を測定する際には測定地点を少しずつずらしながら計測を行っていくことも求められ、その際には穴径の平均値もしくはより広い地点、狭い地点に合わせて作業を行っていくことが必要となります。凹凸面のズレは視覚的には少しのものでも、角度がズレることによってより大きなズレへとつながっていくため、繰り返し測定を行い正確な値を測定していくことが重要となります。