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磁気測定器はその名の通り、磁気を測定する機器となります。テスラメーターと呼ばれることもあります。種類によってはガウスメーターや磁束密度計と呼ばれるものもあります。電子機器やその回路では電流を流した際に一定の磁気が発生します。また磁界においても同様に発生し、その影響を抑えていくことが必要となる場合も多々あります。一定数値内におさえることが出来れば他の部位への影響を心配する必要はなくなるため、磁気測定器にて値を測定し、それに伴って磁気や磁界を低減していく対応をとることとなります。

電子回路や機械類に磁気測定器を使用した際にはその結果に基づいて、磁気の低減を専用の機器にて行っていきます。脱磁電源装置や消磁コイルなどを用いて磁気の低減を図ることが可能となります。電子回路や機械類は磁気を一定に保つことで正常動作が期待できるものとなるため、磁気測定器にて安定した磁力を検査しておくことはとても重要なものとも考えられます。

磁気というと工業的なものを想像するのが一般的と思いますが、空港や貨物用のターミナルなどでは荷物に対して磁気の検査を行う必要があり、磁気測定器を使用して荷物の検査を行うといったことも行われています。磁気を発するものは航空機の運行に悪影響を与えてしまう可能性が考えられるため、航空機に乗せることが出来ません。電子機器であっても電源が入っていない状態であれば磁気を発生させることはありませんので、電源がオフなら問題ありません。

また大学や研究機関でも磁気の検査・測定は頻繁に行われており、電子工学に関する実験を行う際には磁気測定器を用いて事前調査を行い、実験結果への影響がない状態にしてから実験に着手するといったこともあります。磁気測定器は数千円から購入が可能となっていますが、大きな期間で試用されるものについては数万円、ものによっては数十万円の機器を使用しています。金額の違いは精度によるところが大きく、高価な機器では微量の磁気も検出しその値を表示することが出来るようになっています。