京都TOP TOOLSは工具のハンマードリルの買取を行っています。

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ハンマードリルとは、別名「振動ドリル」とも呼ばれており、回転と同時にドリル刃に前後の振動や打撃を加えることでコンクリートのような硬いものに穴を開けたり割ったりすることができる電動工具です。ハンマードリルは回転と強い打撃を作り出すために、内部のモーター回転を先端工具にそのまま伝える機能にプラスして、別軸で回転運動をクランクによって振動運動に変換し、それを空気圧縮することでハンマー（ストライカー）をはじき出す仕組みになっています。このハンマーで先端工具を直接叩くことで、コンクリートや石材を叩き割ることが可能です。

内部にあるハンマーと、先端に付属しているビットの間にスペースがあり、このスペースでハンマーに慣性を生み、それを利用してビットを叩くための強い打撃を生じさせています。クランクでそのままビットを叩いた場合は、打撃に慣性が起こらないので打撃力が弱く、硬い材料に穴を開けたり割ったりすることができません。さらに、反動がそのまま道具を持つ手に来ることで作業がままならないため、それらを防ぐためにスペースが空いているのです。

ハンマードリルは1932年にドイツのボッシュが開発をしました。その後の1935年にはアメリカのミルウォーキーが、3/4インチの小型電気ハンマードリルと発売しています。コンクリートの他にレンガ、ブロックなどの無機質材の穴あけに向いており、打撃数はだいたい一分当たり0から53,000回転ほどです。日立では本体質量が3kgまでのハンマードリルを小型のタイプとして「ロータリーハンマドリル」と呼んでいます。

軸であるシャンクは、現在小型が2種類、本体質量が5kg以上の大型は3種類存在しています。ボッシュ社で発案規格化された特殊形状のシャンクである「SDS-plusシャンク」は、日本で出回っている小型のハンマードリルのほとんどに使われており、振動ドリル用の丸型をしたシャンクは日立工機のみが扱っています。一方大型のシャンクは、国内ではほとんどが「六角シャンク」を使用しており、他にボッシュ社の「SDS-maxシャンク」、「スプラインシャンク」があります。