骨董品・美術品・古美術買取専門の京都TOP堂では、灰外達夫の作品の買取を行っています。

TOPではあなたの灰外達夫の作品を高額査定で買取します。お電話での無料査定も承っております。 お電話では型番と状態をお伝えいただければ、簡易査定も可能です。 灰外達夫の作品を売りたいと思ったら、TOPへご連絡をください。

TOPでは灰外達夫の作品を高価買取中です。 灰外達夫の作品は新品でも、中古品でも高価査定いたします。店舗への持ち込み、出張買取、宅配買取もしておりますので、お気軽にご連絡ください。

灰外辰夫は1941年に生まれた木工芸家で、昭和31年から建具製作を学んで46年には建具屋を開業。52年からは木工芸の製作を始め、56年に日本伝統工芸店に入選を果たし、60年には伝統工芸木竹展に初入選します。平成元年になると、日本工芸会正会員となり、24年には神代杉挽曲造木象嵌水指という作品で第1回茶の湯の現代　用と形展において大賞を受賞しました。同年、人間国宝に認定され、平成27年に死去しています。

彼は第50回日本伝統工芸店に出展した、神代楡挽曲造食曲籠という作品でNHK会長賞を受賞したことで有名で、この作品は食籠という名前が付いているとおり、食べ物を入れるものですが、おひつのような丸い形を想像してもらえると分かりやすいです。一般的に側面は板を組み合わせて作りますが、この作品はたった1枚の板からできています。板材にのこぎりで挽き目を入れ、折りながら円形のような形を作っていて、その姿は柔らかく、穏やかな感じがします。彼はこの挽き曲げという技法を独学で生み出しており、アイデアの豊富な作家だと言われています。

しかもそういったアイデアは本業だけに留まりません。その１つというのは珪藻土で作った茶碗です。珪藻土とは化石が集まった土のことで、地元で豊富に採れる材料ですが、とても焼き物に使えるような土だとは言えません。

そこで、彼はこの珪藻土をなんとかできないものかと相談を市からもちかけられたため、長年研究を重ねて珪藻土によって茶碗を作り出したのです。できあがった茶碗はほかの陶土で製作した茶碗とは比べものにならないほど軽く、化石でできているのだから当然といえば当然です。ですが、一見しただけでは普通の焼き物とは全く変わりません。

他にも、ギネスに記載されているという世界で最も大きな皿や、3.5メートル×2.5メートルの陶板といった想像でみないような難しい作品を製作しています。彼の作品には神代杉挽曲造木象嵌飾香合、神代杉造木象嵌短冊箱（じんだいすぎづくりもくぞうがんたんざくばこ）などがあります。