骨董品・美術品・古美術買取専門店のTOP堂は田口壽恒の作品を買取中。
TOPではあなたの田口壽恒の作品を高額査定で買取します。お電話での無料査定も承っております。 お電話では型番と状態をお伝えいただければ、簡易査定も可能です。 田口壽恒の作品を売りたいと思ったら、TOPへご連絡をください。
TOPでは田口壽恒の作品を高価買取中です。 田口壽恒の作品は新品でも、中古品でも高価査定いたします。店舗への持ち込み、出張買取、宅配買取もしておりますので、お気軽にご連絡ください。
田口壽恒氏という鍛金家のことをご存じでしょうか。田口壽恒氏は鍛金という技法で金属を成形し、この鍛金とは板金などを木槌や金槌などで打って延ばし、曲げたりすることで形を作る技法のことです。
彼は素材とする金属に、四分の一を好んで使うそうです。四分の一とは、銅と銀の合金のことを言い、銅が全体の四分の三で、残りの四分の一が銀で、それらの割合で溶かしこむことから名付けられたそうです。これによって、金属の肌には結晶ができ、銀灰色の独特な輝きを放つので、朧銀と呼ばれています。
板金を使って製作する場合には、でき上がりの形の表面積とだいたい計算し、板取りをするのが一般的でしょう。ですが、彼は製図したりせず、形を心に描いただけで取り掛かるそうです。彼が使用している四分の一とは、金属の中でも硬いのですが、もろいという性質もあり、亀裂ができないよう頻繁に焼きなましというものを入れる必要があり、柔軟性を持たせて木台に刺した金床に板金を乗せて思った大きさと形になるまで中心から同心円に打ち上げて外側に薄く延ばしていくのです。
思った大きさになれば当金と金槌で絞りなどの成形作業に入り、最後に縁と外を整え、仕上げていきます。形が出来上がるとあとは希硫酸によって酸化膜を取って、槌打ちの槌目をセラミック砥石や名倉砥石によってそぎ落として朴炭や駿河炭によって磨いていきます。さらに、煮色仕上げという金剛砂と真鍮の粒によって表面を荒げて大根のおろし汁で洗って色ムラをなくすための準備を行い、緑青と硫酸銅を混ぜた液で何度も煮、四分の一の独特の銀灰色を引き出すそうです。
彼は昭和47年頃より日本伝統工芸展に出品するようになり、この「鍛朧銀四方鉢」という作品は平成22年に工芸技術記録映画を収録するため製作されたもので、彼の豊富なアイデアと確かな技術により生み出された美しくシンプルなフォルムの作品となっています。
お申し込み・相談のお問い合わせ
買取専門店TOP堂はあなたの骨董品を高額査定で買取します。お電話での無料査定も承っております。 お電話では商品名と状態をお伝えいただければ、簡易査定も可能です。 骨董品を売りたいと思ったら、買取専門店TOP堂へご連絡をください。
田口壽恒氏という鍛金家のことをご存じでしょうか。田口壽恒氏は鍛金という技法で金属を成形し、この鍛金とは板金などを木槌や金槌などで打って延ばし、曲げたりすることで形を作る技法のことです。
彼は素材とする金属に、四分の一を好んで使うそうです。四分の一とは、銅と銀の合金のことを言い、銅が全体の四分の三で、残りの四分の一が銀で、それらの割合で溶かしこむことから名付けられたそうです。これによって、金属の肌には結晶ができ、銀灰色の独特な輝きを放つので、朧銀と呼ばれています。
板金を使って製作する場合には、でき上がりの形の表面積とだいたい計算し、板取りをするのが一般的でしょう。ですが、彼は製図したりせず、形を心に描いただけで取り掛かるそうです。彼が使用している四分の一とは、金属の中でも硬いのですが、もろいという性質もあり、亀裂ができないよう頻繁に焼きなましというものを入れる必要があり、柔軟性を持たせて木台に刺した金床に板金を乗せて思った大きさと形になるまで中心から同心円に打ち上げて外側に薄く延ばしていくのです。
思った大きさになれば当金と金槌で絞りなどの成形作業に入り、最後に縁と外を整え、仕上げていきます。形が出来上がるとあとは希硫酸によって酸化膜を取って、槌打ちの槌目をセラミック砥石や名倉砥石によってそぎ落として朴炭や駿河炭によって磨いていきます。さらに、煮色仕上げという金剛砂と真鍮の粒によって表面を荒げて大根のおろし汁で洗って色ムラをなくすための準備を行い、緑青と硫酸銅を混ぜた液で何度も煮、四分の一の独特の銀灰色を引き出すそうです。
彼は昭和47年頃より日本伝統工芸展に出品するようになり、この「鍛朧銀四方鉢」という作品は平成22年に工芸技術記録映画を収録するため製作されたもので、彼の豊富なアイデアと確かな技術により生み出された美しくシンプルなフォルムの作品となっています。
TOPでは新品でも、中古品でも
高価査定いたします。
お電話での無料査定、店舗への持ち込み、
出張買取、宅配買取もしております。