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天賞堂の鉄道模型には、ダイキャスト製でカンタムサウンドを搭載したシリーズがあります。 このダイキャストとは合金を金型に充てんして作る製法であり、金型の精度の具合によって製品の品質が決まると言っても過言ではないのです。 天賞堂はもともと真鍮製やプラスチック製の鉄道模型を得意としており、そのどちらでもないダイキャスト製のブランドを設立しました。

そして、カンタムサウンドは、アメリカのブロードウェイ・リミテッドやアトラスなどの企業が採用しているアナログDC/DCC兼用のデジタルサウンドシステムのこと。 このDCCは従来のアナログDCコント—ラーを用いても、まるで実車のようなリアルなサウンドを楽しめるシステムとして、日本では天賞堂が最初に導入しました。

天賞堂は、まず本物の車輌を念入りに観察した上で専門の職人が金型を制作しています。 また、別付パーツの種類を豊富にすることで、よりリアルな再現性を目指した鉄道模型を作り続けているのです。 ダイキャストは材質の性質上、サウンドの反響効果が優れているのが大きな特徴。 そのため、このダイキャスト製の鉄道模型にカンタム・サウンドシステムを搭載することで、より迫力のあるリアルなサウンドを体験することが可能です。

天賞堂のEF66形はHOゲージに対応しており、ダイキャスト製であることから金属の重厚な質感を持っているデザイン。 車輌と取扱説明書の他に、各パーツとカンタム・エンジニア用の日本語表記プレートが付属しています。 運転室の室内灯のキャブ灯が装備されており、部屋を暗くして通電すれば運転席内部の細かい風景まではっきりと確認ができます。

カンタム・エンジニアを楽しむために天賞堂では、別にカンタム・エンジニア本体、延長コードや接続コネクタも販売。 このカンタム・エンジニアの使用で聞くことができるカンタムサウンドは、全て実車の音を収録しているため、海外のサウンドデコーダーには入っていない、日本の鉄道そのもののリアルな音を楽しむことができるのも大きな魅力と言えるでしょう。