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ZZゲージは、鉄道模型の規格の一つであり縮尺が1/300、軌間が4.8㎜のものを指します。 これは便宜的な呼び方であり、実際はいわゆるU9規格の中の一つのことです。 このU9規格とは、軌間が9㎜に満たない鉄道模型の規格の愛称であり、由来は「Under 9㎜」からきています。

ZZゲージなどのように、鉄道模型をできるだけ小型化するという流れは、古くから国内外の一部の愛好家の間で行われてきていました。 そして日本では軌間が9㎜未満の鉄道模型はレールの既製品がZゲージ以外のものがなかったため、一部の鉄道模型愛好家の間で手作りされている状態だったのです。 ただし、動力がない鉄道模型であれば森永やカバヤといったお菓子メーカーが販売する食玩として販売されているものがありました。

しかし、2005年になるとバンダイが「ZZ　TRAIN」、そして、タカラトミーから「マイクロゲージ」、さらにタカラホビーから「日本の鉄道」が販売されるなど、ZZゲージを含んだU9規格になる鉄道模型のおもちゃが続々と発売されていったのです。

ZZゲージのおもちゃである「ZZ　TRAIN（ジージートレイン）」は、ZZゲージの規格であるほかに走行中に「ジージー」と音を立てることが由来。 初めは小学館の雑誌である「ラピタ」にて2005年に付録して試作品が登場したのがきっかけでした。 ただ、この付録のみでは一周分全てのレイアウトを構成することができないことから、レールセットは希望者用に通信販売が別途行われています。 そののちに、コンビニなどでブラインドボックス形態でZZ　TRAINが販売され、モーターがない先頭車、中間車、曲線レール2本のセット、もしくは曲線レール1本にモーター付きの先頭車、LR44電池という組み合わせでした。

他にもセット販売のZZトレイン　レールセットが発売されており、曲線レールが12本、直線レールが2本入ったセットと、先頭車のモーター付き、なしの2両、中間車が入ったセットが用意されました。 しかし、残念ながら現在は販売を終了しており、オークションや中古ショップにて入手する方法がおすすめです。