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リレーラーは、鉄道模型の車輌本体をレールの上に乗せるときに使う補助器具のことです。 鉄道模型をレールに乗せる際、線路上に置いて使う形態であり、蒸気機関車や電気機関車などの車輪数が多い鉄道模型や、台車の部分が車体裾のスカートで覆われてしまっているような車両に使われています。 このリレーラーを使うことで、このような直接線路に載せておくのが難しい車両も安定した走行が可能になるのです。

実際の鉄道車両では線路を走る際に、車輪がレールに追随さえるようフランジがつけられています。 このフランジは鉄道模型にも搭載されていますが、鉄道模型は実際の鉄道よりもカーブが急になっていることが多く、安定しない車両を走行させるとカーブの部分で脱線事故を起こすリスクが高くなるのです。 そんな脱線を防止するために、現在の鉄道模型はフランジが大きく取られている製品が多いです。

以前のサイズが大きい鉄道模型はレールに車両を載せるときに、本来そこまで手間がかからずフリンジの大きさの問題ありませんでした。 しかし、時代が過ぎるにつれて鉄道模型の小型化が進行し、蒸気機関車や電気機関車などの車輪が多い車両は、フリンジとレールが干渉してしまい、思うように載せられないという問題が増えてきていました。 そこで、このような問題を解消するために作られたのが線路に鉄道模型を載せるための補助器具であるリレーラーだったのです。 ちなみに、日本メーカーではエンドウが「台車台」、関水金属（KATOブランド）、トミーテック（TOMIXブランド）はリレーラーと名称が異なり、海外でも「Railer 」や「Centreur 」などと呼び方が複数存在しています。

使い方は、リレーラーをレールの上にかぶせるように置いておき、その上に車両を置いて線路に向かって動かすと、車輪がレールの位置に合わさるというもの。 このように線路に向かって動かしてレールに車輪をはめるものもあれば、線路自体がリレーラーの機能を果たすような商品もあるので目的に合わせて使い分けることが可能です。