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HO電動ポイントは、鉄道模型を走行させるための線路上に、列車の進路を変更したり、駅に列車を停車させておいたりできる操作を行うための装置です。 現在模型用のポイントは、トミックスやKATOなどのメーカーから発売されており、そのほとんどがリモコン式にポイントを切り替えられる電動式になっています。 ポイントについているレバーを切り替えることで、自由な線路プランに合わせて車両を操作できるのが魅力。

HO電動ポイントの場合は、専用の切り替えスイッチであるポイントコントロールボックス（ポイントスイッチ）が必要です。 特にトミックスやKATOの電動ポイントでは、直流で作動するためそれぞれの専用の端子に接続するようにしましょう。

電動ポイントを使う場合は、線路上に配線を行っておきます。 配線のやり方は簡単で、基本的にポイントとポイントコントロールボックスをリード線と接続し、パワーパックの側面コネクタへはめ込むことで使用します。 また、一度に複数のポイントを繋ぐ場合は、ポイントコントロールボックスを重ねていけば、複数のポイントを同時接続が可能です。

HO電動ポイントの特徴は、直流式のポイントマシンを採用していることから複雑な転換機構であっても、道床内へコンパクトに収納できるのが可能という点。 これによって、設置スペースを減らして自由な線路プランを組み立てて鉄道模型を走行させることができるのです。 また、HOユニトラックの基本曲線線路と関連づけて、半径を変えないままターンアウト分岐も可能。 そのため、スペースに制約がある場合の線路プランを組み立てる際に役立ち、お座敷レイアウトとして気軽に利用できるのが魅力です。

HO電動ポイントを使用する際に注意したいのが、コイルが細いことから電流を流し続けていると焼き切れてしまうという点です。 ポイントコントロールボックスのつまみは、切り替えを行いたい方向に対してつまみがバチンと音がするまで必ずしっかりと倒してください。 中間の位置でつまみを止めてしまうと、電流が流れ続けて故障の原因になるため注意しましょう。