TOPおもちゃ屋さんは木製道床レールの買取を行っています。

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鉄道模型の世界は車両そのものだけでなく、その周辺環境をリアルに再現した各アイテムを選ぶのも楽しみの一つです。 特に鉄道が走行する上で欠かせないレールは、鉄道の成長に合わせて進化を遂げてきました。 かつての鉄道用のレールは、金属のレールの下に木板が敷かれており、その上を走行する木製道床が採用されていました。

そのため、鉄道模型の世界でも1960年代初頭の頃から鉄道模型ファンのために、プラ枕器がついている線路や、木製の道床付きの線路でお座敷運転が楽しまれていたのです。 この木製床板レールは、枕木を彫り込んだ後灰色に塗装されたベニヤ性で、道床部分に真鍮などのレールが止められていました。 鉄道模型メーカーのカワイモデルの木製床板レールが特に有名で、直線は長さ49センチ、曲線が半径16インチから26インチまで、2インチおきで発売されています。 また、ポイントもサイディング、ターンアウト、片渡りに両渡りなど、幅広く用意されていました。

他にも細かいディティールのカンタムサウンド付き車両が有名な天賞堂もまた、木製道床レールを発売していた経歴があります。 この天賞堂の木製道床レールは、道床がニス仕上げになっており、鉄道模型を楽しむためにかつて多くのファンが愛用してきたのです。

しかし、近年は鉄道模型自体がプラスチック製のものを主流としていくなかで、実際の木材が使われているレールはその姿を消しました。 現在発売しているメーカーはほとんどなく、時代の流れに合わせてレールもプラスチック化がすすめられていきます。 そのため、ごく一部のメーカーでは製造が続けられているものの、流通量は少なく入手が少々難しくなりつつあります。

特にオークションでは戦後に使われた古い木製道床レールも出品されることがあり、当時を懐かしむ古くからの鉄道ファンや、昭和の鉄道が好きな愛好家たちの間で今でも親しまれてきているアイテムなのです。 他にも中古専門の通販サイトなどでも購入ができるので、興味のある方は調べてみてはいかがでしょうか。