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バトルライフルとは、珍しい言葉ではないでしょうか。「バトル」とは「戦う」の意味ですから、戦うライフル、ということになりますが、ではアサルトライフルと何の違いがあるのか。実は第二次世界大戦が終わってから、小銃向けの弾丸に変化が現れました。それまで使われていたNATO弾と呼ばれる7.62 x 51mmの弾丸に替わり、大きさが小さなものが出始めたのです。兵士が持つ弾の携行数を増やそうというのがその狙いでした。

一方で小銃の世界でも一発ずつ発射するセミオートからフルオート射撃を兼用できるものが主流となります。大きさの小さな弾丸はアサルトライフル向けとして確立されるのですが、一方で、通常のNATO弾を使って同等の動作をさせるものも存在しました。銃でいうと、米軍のM14、ベルギーのFN FAL、ドイツのG3、また自衛隊の64式小銃も分類からすればこの仲間に入ります。

これらは従来のセミオートライフルの延長線上に位置づけされ、アサルトライフルとは呼ばれず、おもに西側諸国でバトルライフルと呼ばれるようになりました。いずれも軍でメインの自動小銃として使用されたのですが、その期間はまちまちで、のちにその座をアサルトライフルに譲ってしまっています。現在では一部の銃が、NATO弾の威力を背景に狙撃銃として使用されているようです。

さて、このようなバトルライフルですが、トイガンとしてはどうなのでしょうか。実銃の方はいずれも、６０～８０年代くらいにかけ、一時的に目にされたような存在です。現在、それらに目をつけるとなると、なかなかのマニアなのかもしれません。個々のバトルライフルに関して、トイガンの存在をチェックしてみると、次のようになるかと思います。

まずM14ですが、こちらは東京マルイで電動エアガンが出されていました。M14は映画などでも結構登場する場面があるので、人気が高いようです。また同じく東京マルイからはG3も出されています。日本版のバトルライフルである自衛隊の64式のトイガンとなると、これは自衛隊ものに強いTOPから出されたものがありましたが、変わったところでは、香港のS&Tが出しているものが現在でもあるようです。

最後にFN FALですが、バトルライフルのトイガン化としては結構希少な存在かもしれません。過去にはモデルガンがあったような記憶もありますが、現在入手できるのは台湾のKing Armsから出ているものになるでしょう。こちらは結構バリエーションもあり、楽しめるような構成となっています。