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ボルトアクションライフルとは銃側面に突き出している槓桿（レバー）を操作して遊底（ボルト）を動かし、弾を薬室に送り込む操作をする小銃のことです。その独特の操作を、機械音を響かせながら行うのには、なんともいえない快感が伴うものです。形式としては古いものですが、今なお根強い人気を持っているのは、そんなことが理由となっているのでしょう。

また、最前線で使われる小銃としては第二次世界大戦までが活躍の場でしたが、その後もシンプルで安定したメカニズムはスポーツライフルや狙撃銃では健在です。ボルトアクションライフルのトイガンもまた、おおまかに二種類が存在すると言っていいでしょう。一つ目は第二次大戦の頃まで使われた小銃をモデル化したものです。そしてもう一つは現在、狙撃用として使われている銃を再現したものです。

古い小銃を再現した一番人気のボルトアクションライフルのトイガンといえば、おそらくは旧ドイツ軍のモーゼルKar98kではないでしょうか。マルシンやタナカワークス、海外メーカーなどからも出されています。その理由はやはり、ドイツ軍のミリタリースタイルには欠かせない道具だという点でしょう。映画などで目にされることが多いのも人気の理由かもしれません。

他にも、ボルトアクションライフルのトイガンとして、意外なくらいたくさんのものが出されています。例えばアメリカの古いスプリングフィールドM1903、イギリスのリー・エンフィールド、旧ソ連のモシン・ナガンなどです。特にモシン・ナガンは狙撃銃として、赤軍の伝説のスナイパー「バシリ・ザイチェフ」とともに有名になりました。モシン・ナガンやリー・エンフィールドはKTWから発売されています。日本の旧軍の小銃も忘れてはなりません。三八式歩兵銃はKTWやタナカワーックスから精巧に再現されたものが出されています。

一方、現代の狙撃用ライフルも、サバゲーなどでは欠かせないアイテムとなっています。米軍で用いられたウィンチェスターM70やレミントンM700ほか、いずれも木の銃床にスマートに伸びる銃身、そして大型のスコープが様になる独特のスタイルがその売りでしょう。タナカワークスやKTW、東京マルイなどからも出されています。

特にボルトアクションライフル トイガンの場合、そのボルト操作自体がエアコッキング方式にぴったりなじむため、エアガンにはうってつけの形式だということも、多数モデルが出ている理由なのかもしれません。