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最近の戦闘服の主流は迷彩服、それも周辺の風景に溶け込むようにコンピュータを使うなどして巧妙にデザインされたパターンが使われるようになってきました。 米軍規格ではデジタルカモやマルチカムなどが正規に採用され、日本でも入手できるようになっています。 このように専門にデザインされた迷彩服は本当に風景に溶け込んでしまうため、サバゲーなどにおいて屋外で身を隠す必要のある場面には極めて有効なのはいうまでもありません。

軍服で迷彩柄が取り入れられるようになったのは第二次世界大戦の頃でした。 といっても正規の戦闘服としてではなく一部での使用にとどまっています。 例をあげれば、ナチスドイツの戦闘服の上から羽織る迷彩のスモックや、米海兵隊は南太平洋で迷彩柄の戦闘服などです。 それ以外ではほとんど見られませんでしたが、前線の兵士たちはそれなりに必要性を感じていたようで、日本軍などは草を絞った汁で軍服をまだら模様に染めたりしたこともあったようです。

本格的に迷彩服が使われるようになったのはベトナムのジャングルにおいてでした。 といっても初期の頃にはまだ見られず、一部の特殊部隊兵士などは独自にタイガーストライプなどの迷彩服を入手して使っていたようです。 余談ですが、ベトナムで活動していた米海軍のSEALチームでは、上衣はタイガーストライプでズボンは普通の紺ジーンズという格好がよく見られたようです。 銃器類の装備もバラバラだったようで、その姿はまるで初期の頃のサバゲー参加者のように見えたかもしれません。

現在は非常に多様な迷彩服が日本でも入手可能になりましたが、サバゲーで使うことを想定した場合には、どのようにしたらよいでしょうか。

実はカモフラージュ性に極めて優れ、日本で使う際に一番向いているのは自衛隊の迷彩服です。 当然ながら、日本の森林や原野などの植生や風景に合わせたデザインが取られていますので、その効果は抜群です。 自衛隊関連のグッズを扱っている専門店で売られていますが、特に自衛隊の制服関連はサイズのことをさほど気にせずに着ることができるのもありがたい点でしょう。 正規のものだと値段はちょっと高めになりますが、その効果は十分に見合うものだと考えられます。