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S＆W（スミス・アンド・ウェッソン）は、19世紀に設立されたアメリカで最大かつ、もっとも歴史のある銃器メーカーのひとつです。自動拳銃も製造していますが、S＆Wといえばリボルバーというくらい、回転式拳銃では長年親しまれてきました。

特にアメリカの警察関係などでは、今でこそグロックなどの自動拳銃が全盛ですが、かつては映画、ドラマなどで、小型のM36「チーフスペシャル」から357マグナム、M29「44マグナム」まで、ありとあらゆるモデルが登場しました。様々な変更を加え、目的別に発展させた各種モデルの多さでも知られており、中にはカリフォルニア・ハイウェイ・パトロールマン専用のモデルなどもあるくらいです。リボルバー製品ではコルト社に並ぶとされる同社ですが、ダブルアクション拳銃では歴史的な背景もあり、一歩先んじているような印象があります。

こうした背景もあってか、S＆Wのトイガンもまたリボルバーが中心となっています。現在、もっともS＆Wのトイガンラインアップを持っているのはタナカワークスかもしれません。同社はリボルバーのガスガン方式として、画期的な「ペガサスシステム」を作り出したことで知られています。モデルガンも製造していますが、エアガン・リボルバーの数も大変なものです。回転式拳銃に興味がある人には見逃せないところでしょう。ほかにもコクサイやマルシンなどでS＆Wのトイガンは出されています。

エアガン以外にモデルガンが根強く残されているのはリボルバーの特徴ともいうべきかもしれません。そんな中、回転式拳銃を好む人にとっては、やはりS＆Wの存在は欠かせないものでしょう。ただ、トイガン自体としてはともかく、サバゲーで使うには、やはり困難が伴います。何と言っても装弾数が限られるし、ダブルアクションの引き金の引きは連射には向きません。タナカワークスのM29「44マグナム」の8インチもでるなど、重さは１キロ以上、大きさも35cmはあります。こうなると、フィールドで抜き差ししたり、携行したりするだけでも一苦労かもしれませんね。