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ライフルというのは、もともとは小銃の銃身の内壁に弾の弾道を安定させるための螺旋状の溝を切ったのを「ライフリング」と呼んだことに由来します。小銃以外でも、拳銃や大砲にもライフリングは切られていますが、ふつうライフルというのはいわゆる長物の銃のことをいいます。ライフルのトイガンにライフリングが切ってなくても、ライフルはライフルです。

ライフルのトイガンというと、モデルガンの頃はそれほど種類も多くなく、またハンドガンと比べて、手に入れてからも普段あまり取り扱う機会が持てなく、飾るだけの存在になりがちだったかもしれません。しかし、エアガン全盛の時代になると、ライフルのトイガンが一気にメインの存在となりました。

理由は簡単で、ライフル＝銃身が長い、すなわち射程が長くなり、命中精度も上がるからです。エアガンではリアルな銃と違いプラスチック製のBB弾の射程に限界がありますから、特にサバゲーで使う場合には、少しでも遠くに、正確に飛ばせる銃が有利になります。サバゲー目的でエアガンが流行ったおかげで、ライフルのラインアップも充実し、実に様々なライフルのトイガンが手に入るようになりました。

ところで、一言でライフルといっても種類は様々です。古くは薬莢を使わない火縄銃や火打式（フリントロック）の銃、さらにボルトアクション式の小銃、セミオートマチックと続き、現在ではアサルトライフルと呼ばれる自動小銃が主流です。アサルトライフルの原型は第二次大戦時にドイツで作られたものが始まりですが、その後世界各国で発展しました。

特に旧ソ連のAK-47、アメリカのM-16はバリエーションを変えながら現在まで使われ続けています。日本では自衛隊が独自仕様のものを採用し、これも進化を遂げています。一方、古いボルトアクション形式は、狙撃銃として現在も活躍しています。と、ここまで書いてみましたが、実はライフルのトイガンとして日本で作られてきたものは、ここにあげたほぼ全てが網羅されています。銃について、特に長物に興味のある人にとっては、とても良い時代なのかもしれません。