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いわゆる戦闘服と呼ばれるものですが、実にいろいろな種類がありますよね。 今現在は、軍服と呼ばれる衣類の中で戦闘服は最前線で使われる、より実戦的・実用的なものとみなすことができるでしょう。 デザイン的にも迷彩服、それも使用が前提とされる場所の環境に合わせた迷彩柄が選ばれます。 ここ十年くらい米軍は砂漠地帯を中心に戦ってきましたので、兵士が使用する戦闘服も土色を主とした迷彩パターンが採用されています。 かつてアメリカ軍が東南アジアで戦っていた時にはグリーンを主体としたデザインだったのは言うまでもありません。

これら戦闘服ですが、およそ百年前の時点では、他の軍服との区別があまりありませんでした。 時期的にいうと、およそ日露戦争から第一次世界大戦の頃なのですが、兵士たちは普段の業務や教練などで使用する衣類のまま、戦場へ出かけていました。

最前線で使われる戦闘服が独自のデザインを持つようになるのは第二次世界大戦の頃とみてよいでしょう。 特にアメリカ軍は、太平洋の熱帯地域から北アフリカの砂漠、極寒のヨーロッパにまで部隊を派遣しました。 当然、一種類の衣類で全てを賄うわけにはいきません。地域の特性や環境に合わせたデザインがとられるようになっていったのは当然のことといえます。

このような戦闘服ですが、正規に作られたものは激しい環境で使用されることを前提とした「作業着」ですので、とにかく丈夫で実用性に富んでいます。 だから、アウトドアで使用する衣類としては理想的なわけです。 また、様々な種類がある迷彩柄はデザイン的に見ても面白いものなので、街中で着用する場合、その斬新さが好まれます。 ただし、米軍規格の迷彩服は、近年ではいささか画一化していますので、より新しいものを求めるなら違った国のもの、例えばヨーロッパのものなどに着目するというのも手かもしれません。

もちろん、日本の自衛隊の戦闘服も放出品として入手することが可能です。 この場合、特にありがたいのはサイズの違いをあまり意識する必要がないという点でしょう。 海外、特に米軍規格の衣類などは、日本人から見てサイズがかなり大きなものが主体ですので、放出品から自分に合ったものを探し出すのは一苦労だったりします。