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日本では様々な護身グッズが入手可能となっています。まずはどのような状況で使う可能性があるか、よく考える必要があります。 アクセサリ代わりにただ持っていたいというのなら別ですが、値段もそれなりのものですから必要に応じたモノを選んでおきたいところです。

よく見られる護身グッズをざっと分類すると、次のようになるかもしれません。 即ち、電気の力でダメージを与えるもの、飛び道具、手の延長で使うもの、相手の攻撃を受け止めるもの、大声代わりに警告を発するもの、などです。

電気を使う代表はスタンガンでしょう。 数十万ボルトにもおよぶ電圧を発生させ、それを押し当てることで相手の体の自由を効かなくさせてしまいます。 ただし、その使用や携帯すること自体が問題視される場合も多く、むやみに使ってしまうと護身グッズというより凶器そのものとみなされますので、注意が必要です。

飛び道具の代表は催涙スプレーでしょうか。 手の届く範囲にまでやってくる前に、非力な女性でも相手を無効化することができるので、とても有効な護身グッズだといえます。 ただし、これも闇雲に撒き散らしたりすると犯罪行為とみなされますし、間違えて自分の方にまでガスがくることもありますので、使う際には要注意です。

手の延長で使う護身グッズとは、例えば伸縮式の特殊警棒、クボタンやタクティカルペンなどの短い金属棒などでしょうか。 この辺になると武術道具と変わりがなく、有効に使うにはそれなりのスキルが必要となってきます。

相手の攻撃を受け止めるものでは、防刃ベストが挙げられるでしょう。 防弾チョッキに似ていますが弾丸を止められるわけでなく、きっ先の鋭い刃物を無効化するのに特化しています。 日本のような環境では防弾チョッキよりもこちらの方が有効かもしれません。

そして最後は大きな音などで警告を発するもの。 防犯ブザーや大きな音の出る笛などが相当します。 完全に受け身の護身グッズですが、取り扱いには特にスキルを必要とせず、使うこと自体にリスクがさほどないことから、単純ながら案外有効なモノかもしれません。

身を護る、という意味ではグッズの選択もさることながら、想定される状況について十分考えてみる必要があるでしょう。 なにしろ護身グッズはプロの使用にも耐えうるものばかりですから値段も安くはありません。 それに下手に使うと犯罪に問われるような場合もありますので、よくよく考えて選択するようにしたいところです。