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グレネードランチャーは、手で投げる手榴弾の代わりに、火薬などの力を使って榴弾をより遠くまで投射するために作られました。似たようなものにライフルグレネードがありますが、これは小銃の先端に付けて弾の力やガス圧を使って飛ばすもの。専用の筒を使って榴弾を飛ばすものをグレネードランチャーもしくは擲弾筒といいます。グレネードランチャーの代表的なものは、米軍のもので、単独のタイプではM79、自動小銃の銃身の下に付ける「アンダーバレル」タイプではM203が挙げられるでしょう。

グレネードランチャーのトイガンとしては、CRAFT APPLE WORKS（CAW）のものが挙げられます。CAWではM79、M203をはじめ、旧日本軍の八九式重擲弾筒など、幅広い種類をエアガンとして手がけています。方式は、モスカートと呼ばれる専用カートリッジにBB弾を詰めておいて撃ち出すというやり方で、射程は１０mくらいですので、いわば大きめのショットガンのようなものです。比較的近くに固まっている相手を制圧する際には有効かもしれません。発射音も派手なことから、相手に対する威嚇の意味での使い方もアリでしょう。

CAW以外にグレネードランチャーを扱うトイガン・メーカーとしては、（東京マルイも過去に出していたようですが）台湾のKing Armsなどの海外品になるでしょうか。海外品の場合、日本製と比べて格好はともかくやはり性能が、というケースが多いみたいです。バリエーションはありますので、それなりに形だけは揃えられますから、値段も考えてそれでよし、とするのもアリなのかもしれません。

ところでグレネードランチャーのトイガンではその性質上、あらかじめBB弾とガスをチャージしておいたカートを一発ずつ込めては撃つ、というやり方になりますので、連射というわけにもいかず。ここぞ、という場面で使うか、そうでなければアサルトライフルに装着した格好をあくまで楽しむ、ということになるでしょうか。ライフルにつけると重さもそれだけアップしますので、この辺はよく考えてみたいところ。あと、連射といえばCAWではまるで映画に出てくるような6連の「リボルバー」タイプのグレネードランチャーも出されているのですが、トイガンとしては使う場面もあまりないと、ちょっとやりすぎになるかもしれません。