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リボルバーとは回転式の拳銃のことをいいます。銃弾を収めた弾倉が円筒形をしていて、引き金やハンマーの動作に合わせて回転し、常に新しい弾を発射位置に置く、という動作を繰り返すことを特徴とします。古くから用いられてきた形式なので、時代を感じさせる西部劇などのシーンには欠かせないアイテムとなっています。また、自動拳銃と比べて弾が引っかかる「ジャム」を起こしにくいということから、警官や刑事の間では根強く信頼されてきたという背景もあります。リボルバーのトイガンでも、こうした特徴的な場面に合わせたモデルがよく出されてきたりしました。

リボルバーのトイガンは、それがエアガンであっても構造上、どうしても弾の数が限られます。ですので、サバゲーにはちょっと不利。逆にそのことを逆手に取って、少ない弾数で相手と戦う「リボルバー戦」が設定される場合もあるくらいです。またウェスタンスタイルのファーストドローを競い合うやり方も、エアガンが幅広く使えるようになってから一段とリアルに行うことが可能となりました。

ところで、実際のリボルバーには自動拳銃ほどではないにせよ、幾つかの形式があります。代表的にはシングルアクションとダブルアクションでしょうか。この辺のメカニズムは、リボルバーのトイガンであっても変わりはありません。

シングルアクションとは引き金がハンマーを落とすという働きのみする銃をいいます。つまり、ハンマーを発射位置まで動かすには、別に手を使った動作が必要とされます。西部劇で見られるコルト・シングル・アクション・アーミー・リボルバーなどは全部そのタイプで、普通、ホルスターから抜く際に親指の付け根あたりを使ってハンマーを起こしながら銃を抜く、といった動作が取られます。抜き撃ちの場合はほとんど引き金を引いたままハンマーを指で引っ掛けるような動作となります。これをスムーズにやるには相当の練習が必要。弾を出さないモデルガンのトイガンなどは、練習目的にはもってこいの存在となります。

ダブルアクションとは引き金とハンマーの動作が連動するもので、現代のリボルバーは全てこの形式となっています。引き金が重く、しかも長いストロークを引かなければならないので、これはこれでスキルを要する形式になります。日本では特定の映画がヒットするごとにそれに合わせたリボルバーのトイガンが出されたという歴史があります。実際には、実銃の44マグナムなど、日本人にはちょっと撃てたものではないのですが、いまだに売れ筋なのは、これも「ダーティーハリー」のおかげというところでしょうか。