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パッチというのはご存知の通り、丸や四角、三角形の布製ベースに絵や文字が色とりどりの糸で刺繍されたものです。 ここでは、ミリタリーパッチについて、知っておけばちょっと得する知識をご紹介したいと思います。

ミリタリーパッチには、大まかに言って二つの種類があります。 ひとつは階級章や兵科章、特技章といった、軍法で定められた正規の記章（インシグニア）をパッチ化したものです。 軍隊では正装した際に金属製のバッチの形で身につけるものの代替、といえばわかりやすいかもしれません。 特に迷彩の戦闘服につけられる場合、実戦が想定されるため、目立たない暗色系の糸で刺繍されるのが普通です。

これに対してサイズが大きく、丸や三角などの自由な形状で、派手目の色で刺繍されるパッチもあります。 兵士が所属する部隊や特定の任務において定められるパッチであり、部隊の所属意識や士気を高める事を目的としています。

特に後者のミリタリーパッチではカラフルで目立つデザインが取られる事から、ミリタリー関連に詳しくない人たちの間でも人気が高いかと思います。 あくまで公のものではないので、アメリカ空軍や海兵隊ではさほど目立つ形で使われませんが、米海軍航空隊は別格との事。派手にパッチでデコレーションしたフライトジャケットの放出品が目にされる事もよくあるようです。

アメリカ軍の場合、陸海空、海兵隊各々の部隊ごとにほぼ、独自のミリタリーパッチが定められていますので、その種類は膨大なものになります。 また、国内では自衛隊もまた部隊ごとにパッチを持っています。いずれも専門に取り扱っている業者がありますので、HPなどをチェックしてみるといいでしょう。

サバゲーなどでチームごとに目印代わりに使う場合、既存のミリタリーパッチから選んだものを身につける、というものありでしょう。 裏がベロクロになっていれば、簡単に付け替える事もできて便利です。（そうでない場合には、アイロンを使って貼り付けるのが一般的です） また、オリジナルデザインのミリタリーパッチ製作を請け負ってくれる業者さんもあります。 デザインや枚数にもよりますが、一枚数千円程度で製作を依頼する事も可能なようですので、デザインに自信がある方は問い合わせてみるといいかもしれません。