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ベレッタはヨーロッパでも最も歴史の古い銃器メーカーの一つです。拳銃や小銃、短機関銃や散弾銃まで、幅広く製造しており、日本にも代理店があって、散弾銃の実銃を販売しているようです。特に拳銃では戦前から小型の自動拳銃を作っており、ポケットに収まるような小型拳銃の代名詞のようにもなっていました。

戦前の古いモデルから、ベレッタの自動拳銃は似通ったデザインが取られ続けてきています。特に特徴的なのが、スライドの上の部分を大きく切り欠いて銃身を露出させるのと、スライドの銃口付近に「段差」を付けて少し幅を狭める、というデザインでしょう。戦前モデルから最新の米軍正式採用のM9までこれが共通しているのは、歴史ある同社のこだわりに他ならないでしょう。

ベレッタのトイガンは各社から出されていますが、特にウェスタン　アームズではベレッタ社から日本で商標を使用する権利を独占契約していることもあり、かなり力を入れているようです。トイガンというもののほとんど実銃なみの1kg以上の重さがあり、シチュエーションなどに合わせて細かいところを変更するなど、さまざまなモデルも存在するようです。ベレッタの人気が高まったのは同社のM92が米軍に正式採用されたからでしょう。そのため、映画などのメディアで目にする機会が増え、トイガンの人気も合わせて高まったと思います。

M92Fが登場する最も名高い映画が『ダイハード』でしょう。ブルース・ウィリス扮するマクレーン刑事がとにかく連射しまくる拳銃、というイメージが定着していると思いますが、よく見てみると彼は左手をメインに銃を撃っています。ベレッタのM92はマニュアルセーフティーのレバーが左右両方に設けられている上に、マガジンリリースボタンを左側、すなわち右利き用から反対側へ簡単に変更することができるそうです。だから、左利きにM92F、というシチュエーションが極めてリアルなものになるわけです。トイガンでも、これは行えるのでしょうか？　左利きの方、興味があればチェックしてみてはどうでしょうか。