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シグ・ザウエルは、現在はスイスにあるスイス・アームズ社の銃器ブランドですが、もともとは同じスイスのSIGグループの銃器部門が、ドイツのSauer & Sohnとの共同開発から生まれたもの。自動拳銃や自動小銃などを多数、開発製造しています。

特に自動拳銃のP220とそのシリーズは、米軍での正式拳銃トライアルでベレッタM92Fとともに評価されたほか、自衛隊では正式採用、また警察のSATを始めとする各国の警察などでも使われていることで有名です。P220系列の特徴は最初の本格的なダブルアクション拳銃だったということでしょう。また、ダブルアクションの特徴を生かしてマニュアルセーフティを省略するなど、独特な機構でも知られています。また、本来のP220は9mmから45口径までの弾に対応出来る構造をとっていたため、本体の大きさの割に弾倉はシングルカラムで弾数が限られていたのに対し、9mmに特化して装弾数を増やしたP226が後に出されています。

シグ・ザウエルのトイガンは、東京マルイ、KSW、タナカワークスなど各社から出されています。ハンドガンはいずれも9mm専門タイプのP226で、しかも米海軍特殊部隊仕様を意識した20mmピカティニー・レール規格のアンダーマウントが備えられたもの。ガスブローバックで反動のリアルさや連射の性能がうたわれています。マグライトを取り付けるなどのカスタマイズが楽しめるほか、サバゲーでの使用においても威力を発揮するようです。また、KSCのトイガンは例によって実銃のシグ・ザウエルを忠実に再現することに重きを置いていて、ディテールの正確さは群を抜いているようです。

シグ・ザウエルの長物としては、スイス陸軍に正式採用されているSG550の系列などがありますが、トイガンでは東京マルイからSG552のSEALsバージョンが出されています。ダミーのカートリッジ入りシースルー・マガジンや、各種アクセサリが取り付けられるマウントつきハンドガードほか、リアルさを追求するだけでなく、サバゲーでの性能も意識されているとのこと。同じシグ・ザウエルのSEALsつながりということで、P226とともに揃えるというのも、サバゲー用トイガンの楽しみ方としてアリかもしれません。