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スタームルガーはアメリカで戦後に設立された銃器メーカーです。創業初期の頃に製造した22口径の競技用自動拳銃MkIが好評を博し、新興メーカーながらもアメリカを代表する銃器製造業者となって今日に至ります。同社の特徴は、とにかく価格が安いにもかかわらず性能が高いことでしょう。自動拳銃以外にもライフルやリボルバーなどでユニークな製品を出しています。なお、第二次大戦時のドイツのルガー拳銃とは何の関係もありません。

スタームルガーのトイガンというと、モデルガン全盛の頃は様々なものが出されていました。リボルバーでは44マグナムを撃てるシングルアクションのスーパーブラックホークでしょうか。また、ライフルではM14自動小銃をデザインで似せたとされるMini14も出されたことがあったかと思います。

現在、スタームルガーのトイガンとして存在しているのは、やはり同社の代表作であるMkIでしょう。実銃は22口径ということもあり、スリムなグリップや本体の軽さもあって、子供でも扱える競技用銃として普及しています。またその精度の高さからサイレンサーを標準装備した特殊部隊用のMkIIなども製造され、使用されているようです。こういったスタームルガー独特の特性は、トイガンとしても生かされているようです。

エアガンではマルシンのものが知られているでしょう。ブローバックはしない固定スライドガンですが、発射音の小ささは本格的な消音型モデルにも匹敵するのではないでしょうか。多弾倉タイプの実銃をモデル化した太いグリップの拳銃が全盛の今では、同銃のコンパクトな形状と扱いやすさは貴重なのかもしれません。また、命中精度など性能面でも相当なもののようですので、持ち運びの便利さなども含め、サバゲーなどでは特定の局面で活躍が期待できるかもしれません。なお、ほぼ同じ仕様のMkIが台湾のKJ WORKSからも出されているようです。

あと、スタームルガーのトイガンとして出ているものは、リボルバーのスーパーレッドホークでしょうか。タナカワークスからガスガンが出されています。44マグナム並みの大きさと重さが再現された、マニア好みの一品に仕上がっているようです。