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「アスターホビー」は、神奈川県横浜市緑区に本社がある鉄道模型を製造しているメーカーです。 主に蒸気機関車模型のライブスチームの生産が中心で、子供から大人まで楽しめる製品を作っています。

もともとは「アスター精機」という名で、機械式レジスターを生産していましたが電子化の影響を受け、仕事が減っていったことから機械担当技術者たちが、新事業として考えたのがライブスチーム製品でした。 一番ゲージのライブスチーム製品へ進出の検討をしていたフルグレックス社から要請もあったことから、当時「模型とラジオ」という雑誌で連載されていたイギリスの蒸気機関車である「スクールズ級」の1番ゲージライブスチームを製品化することにしたのです。 雑誌の執筆者の許可、協力を受けてスクール級の1番ゲージライブスチームは1975年に販売され、大きな成功を収めました。 これを機に、当時は衰退しつつあったライブスチーム業界へ新風を巻き起こすこととなり、アスター精機から分社して現在に至っています。 今ではライブスチーム業界において、リーディングカンパニーとなり世界的な知名度を誇るメーカーでもあるのです。

鉄道ファンでなくとも知っている「D51」を筆頭に、グレート・ノーザン鉄道やリバプール＆マンチェスター鉄道といった、世界的に有名な鉄道をライブスチームにしたものを開発、販売を行っています。 製品は1番ゲージの蒸気機関車が中心ではありますが、以前は船舶模型用の蒸気機関を製造していた時期もありました。 そのため、このような技術料がドイツのレーマンに高く評価され、「LGB-ASTER」というブランド名でLGB向けに品質の高い製品を供給し続けています。

また、最近では電動一番ゲージのEF58形の電気機関車、キマロキ編成のマックレー車の販売も手掛けるなど、これまでにない新たな需要の拡大を目指し、新製品の開発にも尽力しているメーカー。 本物の蒸気機関車のように実際の石炭や石油を燃料にして稼働するため、その姿は熱狂的なファンだけでなくイベントでは一般の家族連れにも人気の鉄道模型を作り続けています。