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「ブラバ（Brawa）」は、ドイツ南部のバーデン＝ヴュルテンベルク州のレムスハルデンに本社を置く鉄道模型メーカーです。 創業は1948年であり、HOゲージやTTゲージ、Nゲージの鉄道模型車両や、それに対応するアクセサリーを開発、製造しています。 日本では「ブラバ」や、「ブラワ」「ブラヴァ」などと呼ばれており、ドイツの玩具メーカーとしてリアルで精細な車両を作り続けています。

1948年に、アルツール・ブラウンが鉄道玩具メーカーだったアルフレッド・レーマン遊具社を買収したことで、そのメーカーの鉄道模型の製造を引き継ぎました。 そして、翌年の1949年にレーマン社が倒産して、ヨーロッパ技術玩具有限責任会社と社名が変更になります。 当時、レーマン社は架線集電式のトロリーバスを開発し、ヒットを飛ばしていましたが1951年にヨーロッパ社が倒産。 同年にアルツール・ブラウンが「ニコラウス玩具社」を設立することになります。

1950年代にはヨーロッパ社とレーマン社が手掛けていたHOゲージなどの鉄道模型を、ニコラウス社の名義で発売していましたが、その後1955年に「エスリンガー電気玩具社」を設立したことを機に、独立を果たしています。 そして、現在のブラバの元になったのが1963年にニコラウス社を引き継ぐ形で誕生した「ブラバ・アルツール・ブラウン模型玩具製造　有限責任会社」です。 当時は、鉄道模型ではなくトロリーバスやケーブルカーなどストラクチャーや関連アクセサリーを中心に手掛けていました。

その後順調に業績を伸ばしていき、1970円には鉄道模型用の信号機の製造をスタート。 1982年には鉄道模型用の街灯の製造を始めています。 1980年代に入ってからは、HOゲージなどの小型機関車を製品化してきましたが、1990年代以降は現在の主力商品であるHOゲージとNゲージの鉄道車両の製品化を本格的に始めました。 また、1996年には音響機器用ケーブルメーカーである「インアクースティック合資会社」を引き継ぎ、子会社として音響機器ケーブルの製造も手掛けています。