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「ダポール（Dapol）」は、イギリスの鉄道模型を手掛けるメーカーです。 1984年に創業し、1985年にPalitoy社が倒産した際に縮尺が1/76の鉄道関連のプラモデルとOOゲージの鉄道模型の生産設備を買収しました。 そして、1988年にはイギリスのBBCで放送されていたテレビドラマ「ドクター・フー」のライセンスを2002年まで取得。 このドラマの関連グッズを生産してイギリス国内で人気を集めていました。

現在本社はイギリス西部のウェールズのチャークにあり、直流二線式のOOゲージとNゲージをメインに取り扱っているメーカーです。 Palitoy社の鉄道車輌のプラモデルや鉄道模型をイギリス国内で生産していましたが、最近ではオリジナル製品も手掛けており中国で生産されています。 この「ダポール（Dapol）」とは、創業者のディビッド・ボイル (David Boyle ) 、ポーリーン・ボイル (Pauline Boyle )の名前の「David」＋「Pouline」の一部をとって組み合わせたものが由来。 日本では「ダポール」「ディポール」などと呼ばれています。

鉄道模型のNゲージは、動力車のギア比は40：1を基準にしており、連結器はNEM規格に準じています。 そして、発光ダイオードのヘッドライトや室内灯を搭載している製品もあります。 OOゲージでは、主に貨車を取り扱っており、イギリス国鉄より以前の古い2軸貨車がメイン。 しかし、最近では国鉄以降に作られた最近の貨車も製品化を進めています。 貨車以外のOOゲージでは、日本のトミーテックの設計をもとにした模型線路用のクリーニングカーも販売しています。 また、架空電車線方式の車輌も製品化はされていますが、架線集電に対応しておらずダミーの架線柱の製品化のみが行われています。

また、ダポールは1960年代にキットマスターとエアフィックスが販売していた、鉄道車輌や縮尺1/76のプラモデルを引き継いでいます。 ただし、実物が1435㎜軌間のイギリス鉄道の車輌を1/76にした場合、模型の線路は19㎜となってしまいます。 そこで、このようなプラモデル製品はOOゲージ用に作られ、16.5㎜の線路に合うようシャーシや車軸が狭く作られているという特徴があります。