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ヤマ模型（YAMA模型）は、工房が岐阜県美濃市にある鉄道模型のペーパーキットを生産しているメーカーです。 レーザーカットを使った紙製キットを中心に販売しており、主に16番ゲージの車両やストラクチャーも生産しています。

初めは手作業で生産していましたが、キハ11形の生産時からレーザーカットを使った生産に変化し、色あせなどの劣化を防ぐためのペーパールーフを採用するなど、積極的に新しい生産方法を取り入れています。 機器にはウレタン樹脂や木材、紙などを使っており、床材や補強材の部分へは木材が使われているのが特徴。 また、先頭車両の前面部分にはあえて真鍮素材を使用し、実際の鉄道車両のようなリアルな質感のある鉄道模型に仕上げているのです。 素材を紙にしていることで、真鍮のブラスモデルのようなハンダ付けの手間がなくなり、木工用ボンドや接着剤、木工パテなど一般人でも入手しやすいアイテムで組み立てられるのが大きな特徴であり魅力でもあります。 そのため、比較的初任者でも組み立てやすいペーパーキットになっており、鉄道の姿を模型で手軽に再現することが可能です。

16番ゲージ車両は主に中京圏の鉄道を模型化しており、他にも国鉄形電車、関西で走行していた旧型車両も製品化を進めています。 レーザーカット製品第一弾はキハ11形であり、初心者でも手軽に組み立てられるのを第一に設計されました。 車体の素材には高強度で表面の凹凸が極めて少ないラスターペーパーを採用。 屋根と側面部分を一体構造にして、ペーパー素材でありながら安定性の高い強度を実現しました。 しかし、これのみでは車体の側面に歪みが生じることがあるので、内側に角材のアングルをもってきてさらに補強をするスタイルです。

ちなみに、ストラクチャーでも中京圏の駅などを再現しています。 名鉄瀬戸線の昭和時代に建てられた古い駅を再現しており、たとえば小幡駅舎、旧尾張瀬戸駅舎などを発売。 ドーム型の小幡駅舎の可愛らしいフォルムをそのままに、伊勢湾台風の時に消滅した屋根の上の風見鶏も再現しています。