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ケーディーは、アメリカ合衆国のオレゴン州に本社を置く鉄道模型メーカー。 特に連結器（カプラー）が有名ですが、鉄道模型車両やアクセサリーの生産も手掛けています。 カプラーは、1947年にマグネマチックカプラーの販売を開始しており、形態が実際の鉄道に使われているような自動連結器に非常に似ており、さらに本物と同じくナックルが開くので、車輌同士を連結して楽しむことも可能です。 さらに、カプラーの下部にあるアームを磁力によって解放することもできます。

他のメーカーが取り扱う鉄道模型用カプラーとは違う特徴として、遅延解放が可能という点が挙げられます。 これは、アンカプラーで一旦解放後にナックルを開いたままの状態で押すことによって突話す操作が可能になり、車輌の入替運転がスムーズになるというメリットがあるのです。 ケーディーのこの他にはない特徴によって、鉄道模型用カプラーの世界トップブランドとして世に名を知らしめることになりました。

また、車輌ではHOゲージの森林鉄道用の貨車キットを以前から販売しています。 これは、運材台車やログカーなどがあり、もちろん車輌にはケーディーのカプラーがつけられています。 昔はNゲージ用の車両の販売を手掛けていましたが、1990年にマイクロトレインズに分離したことで、カプラーとしての取り扱いはなくなりました。 マイクロトレインズでは、現在NゲージやZゲージ、Nn3ゲージなどを中心に取り扱っています。 また、カプラーはNゲージやZゲージ用のカプラー以外にも、アメリカ型の車輌を完成品で販売しています。

日本では1980年代に関水金属（KATO）が正規代理店として発売がスタート。 しかし、KATOが自社開発した自動解放機能を省いたKATOカプラーの誕生によって、徐々にそちらへ移行が進んでいったのです。 また、自動解放だけでなくケーディーカプラー搭載車との連結にも対応しているKATOナックルカプラーを開発したことから、KATO製の日本型機関車ではKATOナックルカプラーがつかわれるようになっています。