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宮沢模型（みやざわもけい）は、1947年に創業された老舗鉄道模型メーカーです。 主に16番ゲージを製造していましたが、今は模型卸業に特化した事業を展開しておりNゲージをメインに取り扱っています。 特にドイツメーカーの鉄道模型の代理店をしており、製品のほとんどは製造委託されたOEM製品ですが、鉄道模型だけはOEMによる特注品を宮沢模型名義のブランドで発売もしています。

ドイツメーカーだとフライシュマンのNゲージ製品であるピッコロを、日本の正規代理店になっており、他にもOEMとしてキャラクターの完成品フィギュアやスケールモデルのプラモデルを販売しています。 模型ホビー業界では、日本最大の問屋として名が知られており、毎年開催される模型関連イベントにも積極的に参加もしているメーカーなのです。 自社ブランドのNゲージ製品では、国鉄キハ81系気動車や国鉄711系電車、国鉄EF60形電気機関車などがあります。

たとえば、「キハ52の ときめきの恋列車」は、1986年から夏の間に、小淵沢〜小諸〜軽井沢間で運転されたイベント用車両です。 車体には山並みや気球のイラストがあり、約4年間夏の間定期列車の運用を含め小海線をメインに活躍した車両でした。 設計と製造はトミックス製で、2両それぞれ異なりたいフォンパーツや、ホロ、ヘッドマークシールが付属しています。

過去の16番ゲージ製品としては、国鉄C54形蒸気機関車が挙げられます。 この車両は1931年に製造されたものであり、国鉄の亜幹線諸客列車中型のテンダー式蒸気機関車です。 かつてのC51形の基本構成をほとんどそのままに、3缶胴構成になっており、第1缶胴に蒸気ドームを搭載。 また、1軸従台車の広火質を組み合わせたストレート形の煙管式ボイラーがついていました。 登場時は、青森から水戸にかけての東北本線や奥羽本線を中心にしている車両と、北陸本線を担当している梅小路機関区へ分散配置されました。 1963年に廃車されその歴史を閉じましたが、模型ではその姿を忠実に再現し、当時の様子に思いを馳せることができます。